東日本大震災から13年。 今私の目の前にいるのは、この震災を経験していない子どもたち。
前を向いて歩いている人が、たくさんいる。でも、いまだに「行方不明」の人がいて、その帰りを待つ人がいる。 前を向いて、強く生きようとしている人がいる。
どうやって、つらい日々を乗り越えてきたのか。 でもそれすら、「乗り越えている」ように見えているだけなのかもしれない。乗り越えてなどいなくて、ただ必死に今を生きているだけなのかもしれない。
当たり前の日常に感じる幸せ。「あの日を忘れない」という言葉はよく言われるが、「忘れたくても、忘れられない」という人もいる。
今朝、人生初の救急車に乗った。大事に至らず帰ってくることはできたが、その数時間の中にさまざまな思いがよぎった。
生きられていることの有り難さ。自分の生を支えている人の存在の大きさ。そういったものに気付き、考え、行動で返せる人でありたい。
当たり前のことなど、一つもない。忘れずにいたい。