しらTの部屋

小学校教員としての日常や感じたことをつらつらと書き綴ります。

2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

#64「196日目 自分に負けない厳しさ」

卒業式の予行が終わった。いよいよ、残すは式本番のみとなった。 呼びかけの言葉が、早くなるところがある。どんどん「セリフ」が流れていって、味わい深くない。 これは、緊張しているせいだ、とは言い切れないと感じる。 無事に自分の役割を果たそうとする…

#63「195日目 タイムスリップの旅」

※本実践は、渡辺道治先生の学級通信を読み、追試を行ったものである。 3時間目の授業が始まる前。「国語の教科書とノートだけ用意しておいてね」とだけ伝えた。 チャイムが鳴り、授業が始まる。みんなで指名なし音読をした。読んだ文章は、「海のいのち」。…

#62「194日目 現実を見ろ」

最後の卒業式練習。 やはり、日ごろからの積み重ねの重要性を痛感した。 提出物を出していない。 自覚していれば、行動した方がいい。 自覚していないなら、周りを見た方がいい。 その無自覚さ、無責任さは、自分も周りも不幸にする。 都合の悪いことにはふ…

#61「193日目 忘れたくても、忘れられない」

東日本大震災から13年。 今私の目の前にいるのは、この震災を経験していない子どもたち。 前を向いて歩いている人が、たくさんいる。でも、いまだに「行方不明」の人がいて、その帰りを待つ人がいる。 前を向いて、強く生きようとしている人がいる。 どうや…

#60 「192日目 日の当たる場所」

劇団3組。ハラハラしたけど、楽しめました。 来週はいよいよ、最後の一週間です。 メリハリをつけて乗り切ってほしいです。 この劇発表に向けては、ずいぶんと前から準備が進められてきたように思い起こされます。やけに気合いが入ってるなあと、感心したも…

#59 「191日目 生まれて初めてのプレゼント」

この話は、以前にしたことがあるかもしれない。 生まれて初めてもらったプレゼントのことを、覚えているだろうか。 おもちゃ。ゲーム。ぬいぐるみ…。いろいろなものが浮かんでくるかもしれない。 でも、それらはみんなが成長してから、もらったものだ。 生ま…

#58 「190日目 君がいるだけで」

たとえば君がいるだけで心が強くなれること何より大切なものを気付かせてくれたね (米米CLUB『君がいるだけで』より) 上の歌詞は、先生たちの世代なら必ずといっていいほど知っている、有名な曲の一部分です。あまりにも耳になじみすぎていて、深く考えた…

#57 「189日目 必ず、引き立て役がいる」

高校の部活動で、視覚障害者の方のマラソンの伴走を務めたことがある。伴走というのは、選手の横について走る役割のことだ。視覚障害があるとはいえ、本気で練習を重ねているアスリート。彼らはみな、それぞれの距離で自己ベストを目指して走る。彼らの「目…

#56 「188日目 思い通りにはならないが、やった通りにはなる。」

生きていれば、思い通りにいかないことが、たくさんある。 今日の5時間目、国語の授業。 作文を書くことに対して、ネガティブに感じている人が一定数いる。担任が文章を書くことが好きでも、子どもが好きかどうかは別の問題なのだと思う。 中学校に向けて、…

#55 日記をすべてまとめる

ふと思い立って、学級の様子を書き綴った日記を、まとめてみようと思った。 写真を撮るという価値を、古舘良純先生からVoicyで学んだ。それが6月ごろ。そこからまず、出来事を写真と共に振り返っていくことから、スタートした。 2学期が始まったころから、…

#54 「187日目 悲しんでいる場合じゃねえ」

学校への授業見学。 劇の練習。 クラスの取り組みのまとめ。 ミニ運動会の準備から実行。 全部、過ぎていく。 ああ、また終わるな…という思いが何度もよぎる。別れが悲しい気持ちが押し寄せる。 だから、もう寂しがるのをやめることにする。 3月18日が終…